「壁画で失敗しないための塗装の知識」を壁画歴30年のプロが教えます!
後を絶たない壁画のトラブル 「壁画ではどんな塗料を使えばいいんですか?」 「壁画を描くのが初めてなので、失敗しない塗装のコツを教えてください」 画家や美大生から自治体や学校など様々な方から、よくそんな問合せをいただきます …
手描き壁画と大型プリンターの使い分けのポイント
大型インクジェットプリンターの普及で、「簡便」「早い」「安い」という手軽さから様々な場面で普及しています。ただ、大型インクジェットプリンター(デジタル)は万能ではありません。弱点や限界もあります。逆に、大型インクジェットプリンターでは不可能だとあきらめていたことが、手描き壁画(アナログ)で実現できることもたくさんあります。互いの強み弱みを知って目的に合った手法を選択していただけるように、双方の特性をまとめて比較しました。
ウォールアートとは
「ウォールアート」という言葉は、「壁画」と同意義語のように使われていますが、「壁画」はあくまで「ウォールペインティング」です。ビッグアートでは、「ウォールアート」は「壁のアート」つまり壁画にとどまらずオブジェ、左官、特殊アート塗装、壁面照明など「壁面を装飾する様々なアートの総称」と再定義して、多面的なアートで壁を演出しています。
狭い空間を「トリック壁画」で広く見せる。
狭い空間に壁画を描いたらかえって狭く見えるのでは、と思われがちです。一般的にはその通りです。しかし、狭い空間を広く見せるために、錯視や意識の錯覚を利用した「トリック壁画」が効果的です。「トリック壁画」によって、狭い空間を広く見せたり開放感のある楽しい空間に早変わりさせることができます。事例を交えて解説していきます。
大型商業施設で人の流れを変える「トリック壁画」
壁画は、空間演出の目的で利用されることが多いのですが、人の流れを変えるための戦略的ツールとして活用することも可能です。そのためには人の心理と動線の関係を分析し、壁画を科学的、心理学的な視点で捉え、緻密に設計・デザインする必要があります。造作を伴わなず壁画だけで大きな効果を期待できる有効な手法です。ある大型商業施設での成功事例を取り上げて、より具体的に解説していきます。
「壁画」には、無限の可能性がある。
「壁画」は、もともとアートです。アートには「無限のパワー」があります。ただ、そのパワーは時として勝手に暴走することもあります。ビッグアートは、純粋アートとしての壁画ではなく、様々な空間の抱える問題や課題を解決するための戦略ツールとして科学的心理学的にとらえて応用することに特化しています。社会に役立つ「応用アート」としての「壁画」の魅力と可能性をお伝えします。