「巳年」とヘビのイメージのギャップ
12月15日(日)、春日部市内の藤塚香取神社の境内に新年「巳年」の大絵馬を設置しました。
当神社の大絵馬の制作を25年間担当しています。
新年は「巳年」。
巳年は「挑戦」「前進」「復活」「繁栄」「幸運」「永遠」など、とても縁起のいい年とされています。
しかし、実際には「ヘビは恐い」とか「気持ち悪い」というイメージ抱く人も多く、デザインや描き方にいつも悩みます。
当神社の大絵馬の役割
全国の神社の境内にある大絵馬は古典的な図案が一般的で、伝統性は重んじられているものの印象に残らないものが大半です。
現在人の神社離れが危惧される中、神社に新しい魅力づけができないか、参拝以外の来社の楽しみをつくれないかをいつも模索しています。
近年は、この大絵馬の前で記念写真を撮ることを目的に訪れる人が年々増えています。
年末のうちに撮影して年賀状に利用する人や記念写真をSNSで発信する人も目立ちます。
「個性的でオシャレなヘビの大絵馬」で参拝者をインスパイア
当神社の境内の中央にある大絵馬は、最初に初詣参拝者の目に飛び込んできます。
新年の最初の印象づけの場でもあります。
そのため、毎年世相を反映しながら、人々を元気づけるように工夫しています。
世界各地で勃発する戦争、気候変動や大災害、不況や高齢化社会への不安など、人々の気分をスポイルされる出来事が続いています。
そんな中で、気分が晴れるような「華やかさ」と「明るさ」をオシャレなヘビの大絵馬で演出し、境内に華を添えました。
人を元気にしたり勇気づけたり、人の気分を変えることに
アートはとても強力なパワーを持っています。
これからも、アートでニッポンを元気にするで社会貢献をめざします。