安易な「目立つ」は禁物!
目立つ看板というと誰もが考えつくのが、
- 馬鹿でかい看板
- 派手な色の看板
です。
でも、これはリスクも伴います。
ひとつは、まちの景観や美観を損なうため景観法(条例)などに触れることです。
もうひとつは、まわりの住民のひんしゅくを買ったり企業イメージを損ない、
逆効果につながってしまうおそれがあることです。
目立ちの法則とは
私たちは、まわりから共感や好感を得ながら目立つ方法を20年間以上考え、数多くの実践を繰り返してきました。
その中でまとめた「目立ちの法則」が次の通りです。
- まわり(隣)との差をつくる。(コントラスト効果)
看板の位置、色、サイズ、形状、素材、コピー、ビジュアルなど。
- 意表を突く。(意外性効果)
一般常識ではありえない表現をする。(例. 「高くてまずい店」「馬鹿です。一生懸命だけがとりえです」)
- 過度である。(過度効果)
並外れ、極端、誇張など。
- 驚かす。(サプライズ効果)
怖がらせたり不愉快になるのはダメです。結婚式やバースデーのサプライズのように、「ニコッ」としたり心が温まるようなサプライズ。
- 非日常的である。(非日常効果)
エキゾチック、時代的、近未来的、異空間など。
- 笑わせる(ユーモア効果)
笑いは最強です。笑いは話題になりやすく、一気に広がります。
- おもしろい。楽しい。(エンターテインメント効果)
トリックアートや顔出し看板、謎の看板、名物看板など。
なんか楽しくなってきたでしょう?
「見ない」「考えない」「信じない」「行動しない」が現代の客の心理
一般的に、看板はおもしろいものではなく、お店の言いたいことのオンパレードであったり、お店の単なるエゴであることが多く、客の心に届かないというか、見たくないものが多いものです。
興味もない客に、これでもかこれでもかと売り込んでも何の効果もありません。
「おもしろい」「ワクワクする」に人は反応し、集まってくる
まず「おもしろそう」「楽しそう」と客の心をつかむこと、ひいてはまちがワクワクするエンターテインメント空間になること。
そうすると、必死に客引きしなくても、向こうからやって来ます。
ビッグアートは、創業時から「お店をおもしろくしたい」「まちを楽しくユカイにしたい」という理念で看板をデザイン、制作してきました。
近年、街中を見渡しても、何の工夫もない事務的でつまらない看板が氾濫しています。
道行く人も、看板にいちいち目を向けることが少なくなり、不感症になっています。
逆に言えば、均一的で無個性の看板が氾濫する中で、目立つのは簡単です。
お店の前を通る人を、「笑わせる」「楽しませる」「驚かせる」そんな温かい悪戯っぽいユーモア溢れる看板をつくればいいのです。
そうすれば、客だけでなく、まわりの住民も、従業員も明るく楽しくなり、向こうから人が次々と集まってきます。
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