「屋根の上のオブジェ」と「建物側面の壁画」が解決のカギ
「カーブした道路脇にある洋菓子店で、見通しが悪く、お店の存在に気づかずに取り過ぎてしまう」
という問題を解決するのがいただいた課題です。
一般的に店舗には前面にしか看板類がついておらず、車からはお店の前を通り過ぎる瞬間しか目に入ってきません。
そのため、できるだけ遠くから気づいてもらうための仕掛けが必要になります。
もっとも気づいてもらいやすいのは、屋根の上に飛び出した意外性のある立体物です。
もうひとつは、走ってくる方向の壁(側面)に強烈に目を引くビジュアルを設置することです。
そのため、
- 屋根の上にオブジェを置きました。意外性と夢を与えるように、「オランダ人の女の子とネコが屋根の上で遊んでいる姿」を再現しました。あえて、後ろ向きにして見る人の想像をかき立て、気になる存在として記憶に焼き付くようにしました。(気になる人のために、こっそり女の子の顔をお見せします。)
- 遠くから何のお店か一目でわかるように、建物の側面一杯に壁画を描きました。オランダ家を印象づけるためにオランダをテーマにした絵にしました。遊び心で、絵の中のケーキは実際にこのお店で売っている商品を描きました。
効果はてきめんでした。
この街道筋を通った人は一様にこのオブジェと壁画に目が向き、お店の認知度が広がりました。
このオブジェと壁画の写真を見せると、いろんな人から「あ、これ知ってる」とか「これ見たことがある」という返事が返ってきます。
それだけこのオブジェと壁画がちゃんと働いてくれたという証拠ですね。
この仕事の醍醐味を感じる成功事例です。
(感動空間プロデューサー 奥村 昇)
*ビフォーアフターでも紹介しています。