シンボルのカエルちゃんは私の化身です!
初めての開業、いろいろ戸惑うことも多くリサーチも兼ねて町を散策していた時に、ふと通ったビックアートさんのアトリエが、自分の好きなサイケデリックな色使い、目をひくなんだか怪しげなオブジェに引き寄せられ、気づいたらアトリエに入っていました(笑) テナントの契約は済んでいたので、施工業者さんを決めなくてはいけないタイミングに出会ったビックアートさん。ここなら自分の思いを形にしてくれるだろうと直感的に思い、他の業者さんと比べることもせず決めてしまいました。
お店は古着の販売ですが、特に目玉となるのは30人ほどの作家さんが着られなくなった服を一つひとつ手作りでリメイクした商品です。この作品は命が吹き込まれ、新たに生まれかわったもの。お店のシンボルオブジェとなっているカエルちゃんには「変える」といった意味も含まれていますし、持ち帰る、着替える・・・32個のさまざまなカエルという意味もあります。また、カエルはカナダのインディアンのラッキーシンボルであり、陸と水に住む橋渡しの役割を表し、集まって鳴いているカエルはコミュニケーションの象徴とも言われています。 ほかにも、卵からはたくさんオタマジャクシが還るので繁栄も意味するし、私自身が小さな頃からカエルが大好きで、顔が似ているとも言われていて、オープン当初から、絶対カエルがいい!と思っていました。 打ち合わせ時に、何となく渡したカエルの落書きが、こんなステキな目をひく看板になったので、運ばれて来たときには、これからいよいよオープンするぞ!とワクワクし、初めて開業するドキドキ感が、カエルちゃんのおかげでやる気に変わったなと当時は思いましたね。
オープンしてからは、店舗の外壁には特に古着やリメイク商品の販売を伝えるものがなかったのにも関わらず、カエルちゃんのインパクトに「あのお店なんだろ~」と、一度見たら忘れられないみたいで、たくさんのお客様が興味津々で入って来てくださいました。 ちょっとドヤ顔でウェルカム感もありつつ、「入りなさいよ!」と威圧感があるのも私好みですごく気に入っています。
フロッグは、ただお洋服を販売するというよりも、作家さんの思いのこもった作品のエピソードやストーリーを伝えることで、これが欲しい!と納得してご購入いただけるお店を目指しています。 ですから、コミュニケーションのシンボルであるカエルちゃんに負けないようにお客様といっぱい会話を楽しんで、お店を繁栄させていきたいと思います!