壁画を依頼するお客様には、大きく分けて2つのタイプがあります。

趣味的なニーズ問題や課題を解決したいというニーズです。

前者の場合は、個人の方がほとんどです。

自分の欲求が満たされればOKなので、シンプルです。

「これを描いて欲しい」とか「こんなイメージのものを描いて欲しい」という明確な要望があるので、

それに応えれば喜んでいただけます。

それに対し、後者の場合は、個人もありますが、圧倒的に企業がほとんどです。

  • 建物のイメージが悪い。
  • 商売と建物のイメージが離れすぎている。
  • 目立たない。
  • 個性がなく、印象が薄い。
  • 不利な立地を何とかしたい。
  • 認知度を上げたい。
  • 好感度を高めたい。
  • 入りやすくしたい。
  • ブランド力を上げたい。
  • 客を絞り込みたい。
  • 話題性が欲しい。

などなど、様々な悩みや問題、課題を抱えています。

お問い合わせの前に、目的を整理しましょう。

ところが、最初から「こんな絵を描いて欲しい」とやってくるお客様がほとんどです。

そこで、必ず最初にこんな質問をします。

「なぜ、壁画を描きたいのですか?」

「壁画を描いて、どうなりたいのですか?」

目的を明確にすると、描くべき壁画の方向性や満たすべき条件が、自ずと見えてきます。

まずは、そこからスタートすべきです。

そうでないと、「いい壁画か、悪い壁画か」の判断基準がありません。

そのため、デザイン段階で堂々めぐりになってしまいます。

または、何の成果も生まず、お金の無駄づかいになってしまいます。

私たちに声をかける前に、

「なぜ壁画を描くのか」を立ち止まって、考えてみてください。