基本的に、水と空気以外であればほとんどの下地に壁画を描くことができます。ただし、下地の素材と塗料の種類の間には相性のいいものとそうでないものがありますので十分な注意が必要です。
大別すると、下地に塗料が密着しないケースと素材や使用する塗料が旧塗膜を冒してしまうケースです。特に、アルミやガラス、塩ビフィルムなどには特別な下地処理が必要です。木材、モルタル、鉄などの一般的な壁材の場合も、木材にはヤニ止め、モルタルにはアルカリ止め、鉄にはサビ止めなどの下地処理を怠るとトラブルになります。
下地との相性については、塗料メーカーにいちいち確認するのが一番です。ちなみに弊社では、簡易的な密着テストを行ったり、事前に実験を行うようにしています。