シャッターアート(shutter art)とは、建物のシャッターをキャンバスに見立てて絵を描くアートである。元々は、看板として、イラストや文字を描かれていたが、近年は商店街の美化活動の一環として描かれることが多い。地域の学生や有志が参加し、地域活性化の一環として取り組んでいるケースも多い。

昼間閉まっている店舗や廃業店の目立つ商店街(「シャッター通り」とも呼ばれる)に彩りを添えることで活況感を出すという目的が多い。シャッターは通常昼間は開いているが、夜間は無地の無機的なシャッターが続く中で、シャッターアートは一際目立つ存在であり、お店の認知促進にも一役買っている。近年では、地域の一定のエリアに限って、テーマ性の高いデザインで地域の歴史や個性をアピールするタウン・アイデンティティ(TI)の施策の一環として取り組んでいる自治体もある。