皆様からのよくあるご質問にお答えします。

壁画について

Q.壁画は主にどんなところに描いているのですか?

 弊社では、商業施設から公共施設、一般住宅に至るまで幅広い物件を手がけています。具体的には、店舗、幼稚園・保育園、老人ホーム、病院、遊園地、プール、地下道、工事現場、ガス・水道タンクなどからアパート、個人住宅などさまざまです。中でも多いのは、飲食店と幼稚園・保育園です。

 壁画以外にも、天井画、床壁画、ブロック塀壁画、シャッター壁画、プール壁画などさまざまな場所に描いています。

 地域的には、関東一円です。特に地元・春日部市では、「壁画のある街づくり」を推進しており、数多くの壁画が集中しています。

Q.壁画はどんな塗料を使って描くのですか?

 壁画を描く壁の下地にあわせて水性、油性、溶剤系の塗料を使い分けます。例えばブロック塀やコンクリート壁には水性塗料、シャッターやトタンには油性やウレタン塗料を使います。その他に、耐候性、物件の特性、作業環境、作風によっても使い分けています。最も使用するのは、水性アクリル塗料です。

 当社では、より環境にやさしく安全な水性塗料に移行するよう努力しています。

Q. ブロック塀に壁画を描きたいのですが下地処理はどうすればいいのでしょうか?

 ときどきブロック塀に描かれた壁画を見かけますが、残念ながら下地処理が不完全なため虫が食ったように剥がれているのが目につきます。

 まず、塗膜は裏からの浸水に弱いため、巣穴を完全に埋める必要があります。また、コンクリートに含まれるアルカリ成分が塗膜を冒すため、完全に密封する必要があります。

 下地調整塗材としては、ポリマーセメント系下地材(例:SK化研「ミラクファンドKC-1000)をローラー(中毛)で2回塗り、その後水性サーフェイサー(例:SK化研「水性ソフトサーフSG」)をローラー(中毛)で2度塗りしてください。もちろん、下地調整塗材を塗る前に、ケレンや水洗いで苔、カビその他の付着物をきれいに取りのぞいてください。

 下地調整がすんだら上塗り用の塗料で壁画の制作にかかって結構なのですが、下地調整塗材は上塗りが塗布されないと、地のままでは耐候性がありませんので、念のため白の上塗り塗料を2度塗ってから描画作業に入ることをおすすめします。

Q.壁画はどんな下地にも描けるのですか。

 基本的に、水と空気以外であればほとんどの下地に壁画を描くことができます。ただし、下地の素材と塗料の種類の間には相性のいいものとそうでないものがありますので十分な注意が必要です。

 大別すると、下地に塗料が密着しないケースと素材や使用する塗料が旧塗膜を冒してしまうケースです。特に、アルミやガラス、塩ビフィルムなどには特別な下地処理が必要です。木材、モルタル、鉄などの一般的な壁材の場合も、木材にはヤニ止め、モルタルにはアルカリ止め、鉄にはサビ止めなどの下地処理を怠るとトラブルになります。

 下地との相性については、塗料メーカーにいちいち確認するのが一番です。ちなみに弊社では、簡易的な密着テストを行ったり、事前に実験を行うようにしています。

Q.壁画をデザインする時にどんなことに注意すればよいですか?

 ただ描きたいものを描くのではなく、その場所のイメージや目的に合っているかを検討することが大切です。

 例えば人通りの少ない場所に人物画を描いたら、夜間、おばけ騒動になってしまった、という例があります。いくら上手く描けていてもこれでは逆効果ですよね。

 壁画デザイン上の主な留意点としては、
 ・図案やタッチが壁画の目的やテーマにそっているか。
 ・企業イメージや景観的な観点から、色使いが適切か。
 ・建物や周囲の環境と調和しているか。
などがあります。

 もともと壁画のない場所に壁画を描くということは、違和感や不自然さを伴いやすいものです。そこで、建物や周りの環境に馴染ませるために、
 ・周囲の壁の色とトーンを合わせる。
 ・周りの建物や景観を借景として活用する。
 ・建物の障害物を逆利用して、絵の一部に取込む。
などの工夫が大切です。

 弊社ではそのようなデザインの提案やアドバイスも行なっておりますので、ご気軽にご相談ください。