皆様からのよくあるご質問にお答えします。

よくある質問

Q. ブロック塀に壁画を描きたいのですが下地処理はどうすればいいのでしょうか?

 ときどきブロック塀に描かれた壁画を見かけますが、残念ながら下地処理が不完全なため虫が食ったように剥がれているのが目につきます。

 まず、塗膜は裏からの浸水に弱いため、巣穴を完全に埋める必要があります。また、コンクリートに含まれるアルカリ成分が塗膜を冒すため、完全に密封する必要があります。

 下地調整塗材としては、ポリマーセメント系下地材(例:SK化研「ミラクファンドKC-1000)をローラー(中毛)で2回塗り、その後水性サーフェイサー(例:SK化研「水性ソフトサーフSG」)をローラー(中毛)で2度塗りしてください。もちろん、下地調整塗材を塗る前に、ケレンや水洗いで苔、カビその他の付着物をきれいに取りのぞいてください。

 下地調整がすんだら上塗り用の塗料で壁画の制作にかかって結構なのですが、下地調整塗材は上塗りが塗布されないと、地のままでは耐候性がありませんので、念のため白の上塗り塗料を2度塗ってから描画作業に入ることをおすすめします。

Q.壁画はどんな下地にも描けるのですか。

 基本的に、水と空気以外であればほとんどの下地に壁画を描くことができます。ただし、下地の素材と塗料の種類の間には相性のいいものとそうでないものがありますので十分な注意が必要です。

 大別すると、下地に塗料が密着しないケースと素材や使用する塗料が旧塗膜を冒してしまうケースです。特に、アルミやガラス、塩ビフィルムなどには特別な下地処理が必要です。木材、モルタル、鉄などの一般的な壁材の場合も、木材にはヤニ止め、モルタルにはアルカリ止め、鉄にはサビ止めなどの下地処理を怠るとトラブルになります。

 下地との相性については、塗料メーカーにいちいち確認するのが一番です。ちなみに弊社では、簡易的な密着テストを行ったり、事前に実験を行うようにしています。

Q.壁画をデザインする時にどんなことに注意すればよいですか?

 ただ描きたいものを描くのではなく、その場所のイメージや目的に合っているかを検討することが大切です。

 例えば人通りの少ない場所に人物画を描いたら、夜間、おばけ騒動になってしまった、という例があります。いくら上手く描けていてもこれでは逆効果ですよね。

 壁画デザイン上の主な留意点としては、
 ・図案やタッチが壁画の目的やテーマにそっているか。
 ・企業イメージや景観的な観点から、色使いが適切か。
 ・建物や周囲の環境と調和しているか。
などがあります。

 もともと壁画のない場所に壁画を描くということは、違和感や不自然さを伴いやすいものです。そこで、建物や周りの環境に馴染ませるために、
 ・周囲の壁の色とトーンを合わせる。
 ・周りの建物や景観を借景として活用する。
 ・建物の障害物を逆利用して、絵の一部に取込む。
などの工夫が大切です。

 弊社ではそのようなデザインの提案やアドバイスも行なっておりますので、ご気軽にご相談ください。

Q.壁画を依頼する時に注意することを教えてください。

 壁画制作を依頼する上でよく起こるトラブルは例えば次のような事です。
 ・技術レベルに関すること。例えば、イメージやクオリティーに関する依頼者と制作者間のギャップ。
 ・見積り金額に含まれる範囲についての双方の解釈の違い。

 上記のようなトラブルが起きないように、次の点に気をつけて依頼しましょう。
 ・ご希望の壁画のイメージやタッチなどがある場合は、事前に資料を制作者に見せた方が打合せもスムーズです。
 ・依頼先の機能を確認する。企画・デザイン・制作・施工のどの範囲までを担当してもらえるのか確認しましょう。
 ・デザイン機能の有無を確認する。版権や著作権保護法にも注意してください。
 ・相手のイメージやクオリティーを確認する。施工事例の写真・見本やサンプルなど、できるだけ詳細な資料を提供してもらいましょう。相手の作業場など事前に見学しておく事も肝心です。

Q.壁画制作の料金はどうやって決まるのですか?

 壁画制作の料金は、次のような条件で決まります。
 (1)デザインの有無
 (2)壁の状況(下地処理の有無)
 (3)足場や養生の有無
 (4)絵の内容(大きさ・密度・難易度)
 (5)制作現場の作業条件(昼間、深夜など)
 (6)使用する塗料(特殊塗料の指定など)
その他、打合せ費や出張費、雑費等がかかります。